「犬も歩けば棒に当たる」の意味と由来は?
お題「#おうち時間」
「犬も歩けば棒に当たる」というのは日本のことわざの一つです。小学校の頃、授業でこのことわざを習ったことと思います。ただ習った年代で意味のとらえられ方が違うようで、また時折間違った使い方をしている方も見られます。まずは、「犬も歩けば棒に当たる」の意味や由来についてご紹介します。
「犬も歩けば棒に当たる」2つの意味
ことわざ 「犬も歩けば棒に当たる」には2つの意味があります。
- 一つ目は、「あまり出しゃばった行動をすると思わぬ災難に会う」
- 二つ目は、「何か行動を起こせば、幸運に巡り合える」
どの年代からか不明ではありますが、年代によって意味の覚え方、意味の理解が違っているようです。
このことわざは、もともとは一つ目の意味で「でしゃばることへの戒め」として使われていましたが、現在は、「行動を起こすこといいことがある」として使われています。ですから注意が必要です。
年代によって、元々の意味と、現在の意味が異なるということ。
本来、棒に当たるという言葉の通り、何か行動を起こすと思いがけない災いに見舞わられるという意味でした。しかし、現在では全く反対の意味で、思いがけない幸運になるという意味になっています。
「棒にに当たる」のマイナスのイメージから、「当たる」だけの言葉からプラスのイメージに、現在に至るまでに幸運を意味するようになったからです。
「犬も歩けば棒に当たる」の由来は?
江戸いろはかるた
「犬も歩けば棒に当たる」というのは、江戸時代から使われるようになりました。江戸時代には、すでに犬は鎖に繋がっていました。しかし、多くの人々が通っている通りに犬がいて邪魔に。そこで、邪魔な犬を人々は棒で叩いて追い払っていました。この光景が「犬も歩けば棒に当たる」の由来とされています。そんな由来もあってネガティブな意味となりました。また、いろはかるたの「い」は「犬も歩けば棒に当たる」の頭文字(※一部違うところもあるようです)です。
まとめ
ことわざ「犬も歩けば棒に当たる」とは、もともとは「出しゃばり過ぎると、思わぬ災難がふりかかる」という戒め、ネガティブの意味で使われていたことわざですが、時代の変化ともに、今は「何かをしていれば、思わぬ幸運が訪れる」という反対の意味、ポジティブの意味で使われるのが主流になってきました。真逆な使われたになった一例です。使い方には気をつけましょう。
ご一読いただき誠にありがとうございました。
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