F1 ブラジルグランプリが開催されました。
F1も残り2戦となり、その1戦でもあるブラジルグランプリ。
いろいろなドラマがあるかもしれないと希望を持っていました。
やはり、ドラマがありました。うれしいドラマが。
ホンダエンジン搭載チームによるワン・ツーの上位表彰台。
それも、レッドブル と トロロッソ の両チームで1位と2位を獲得するドラマがありました。
F1ブラジルグランプリでのホンダエンジンは強かった。
標高が高いサーキットではなぜかホンダエンジンは他のエンジンメーカーよりいいエンジン出力を出すようです。
しかし、ホンダエンジンだけが強くても、簡単に上位にはいけないのがF1。
マシンのセッティングもよくまとめあげたのがよかった。
そして、トロロッソのガスリーは決勝レースでの運までも味方にしました。
シーズン途中でレッドブルから信用を失い降格させられ、もともと所属していたトロロッソにもどりましたが、落ちぶれることもなく、もどってからは、予選も決勝も安定した走りをしていました。
トロロッソのマシンとの相性もよかったのかもしれません。しかし、トロロッソは、トップチームではありません。ホンダエンジンを搭載しているとはいえ、レッドブルと同等なタイムは出せない。チーム力は落ちます。野球でいうと一軍と二軍という関係です。
トップ10までの実力はチームにありました。そんな中、ブラジルグランプリでは上位がいろいろなアクシデントやドラマがあり上位のマシンがいなくなる中、安定した走りで上位を狙っていたガスリー。
その一瞬のチャンスを得て、F1にきてはじめての表彰台2位を獲得しました。
今までは4位が最高位でしたから。
チームも、過去にフェラーリのベッテルが在籍していた時にこのトロロッソで優勝をした以外での上位入賞となりました。
それも、今シーズンはチームメイトのクビアトも3位表彰台を獲得しているので、トロロッソにとって特別なシーズンとなっています。
今年は、昨年のレッドブルのパーツをいろいろと取り入れ、リアのエンジン周辺のパーツは、今年のレッドブルと大きな違いはないともいわれています。
レギュレーションに違反にならない範囲でパーツをレッドブルから供与されているマシンです。
そして、ホンダエンジンも信頼性もあり、チームは安定した成績をあげていました。
今回のブラジルグランプリの2位。努力を重ねてきたトロロッソにとって、大きな大きなご褒美となったと思います。
中堅チームの活躍。最近のF1ではなかなか実現できない状態だっただけに、トロロッソのようなチーム、そのチームのドライバーが表彰台にあがれる姿をみることができて本当にうれしい限りです。
次戦で最終戦となります。
どんなドラマが待っているのかまた楽しみが一つ増えました。
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